こんにちわ★
先日、以前に施工を担当させていただいたお店へ、初めて食事に行ってきました。
施工から少し時間が経っていましたが、店内はとてもきれいに使われていて、家具も良い状態を保っており、ほっとすると同時に嬉しい気持ちになりました。
このお店では、椅子・ベンチ・テーブルの製作と造作家具、さらに設置を担当させていただきました。
全体的に落ち着いた雰囲気の空間ですが、その中で特に素敵なのがベンチの貼地です。
一見シンプルに見えるベンチですが、あえて2色の貼地を使い分けています。
色の切り替え位置やバランスは、空間に馴染みつつも単調にならないよう、何度も確認しながら決めました。実際にお客様が座っている様子を見ると、さりげないアクセントとして効いているのを感じました。
椅子とテーブルについても、サイズ感や動線を意識し、食事のしやすさや居心地を重視しています。
お店の雰囲気に合うよう、素材感や色味も慎重に選定しました。
そして、今回の施工で特に大変だったのがレジカウンターです。
現地での寸法取りが非常にシビアで、他の設備との取り合いも多く、製作にはかなり神経を使いました。
納まりを一つ間違えると使い勝手に影響が出てしまうため、何度も図面と現場を確認しながら進めたのをよく覚えています。
その分、実際に問題なく使われている様子を見ることができ、苦労が報われた気がしました。
そして何より、ご飯が本当においしかったです。
丁寧に作られた料理を、以前自分たちが手がけた家具に囲まれていただく時間は、少し不思議で、とても贅沢な気分でした。
施工後もこうして足を運び、空間と家具がしっかり役割を果たしているのを確認できるのは、作り手として何よりの喜びです。
これからも、使う人にとって心地よく、長く愛される家具づくりを続けていきたいと、改めて感じた一日でした。